「童夢-零」を発表して世間にセンセーショナルな話題を提供したものの、事業的に目ぼしい展開も無いままに、お先真っ暗だった童夢を救ってくれたのは、おもちゃ屋さんからの一本の電話でした。
それ以来、「童夢-零」の商品化権の申し込みが殺到して、当時の売り上げとして4億円、今の感覚で言えば10億円くらいのロイヤリティ収入が得られたうえ、ルマンへの道も開けました。
ノートや消しゴムから大きなラジコンまで、正確な記録は残っていませんが、数十社のライセンシーから数百種類の商品が発売され、童夢のスタートの大きな助けとなりましたから、正に、童の夢を食い物にして道を切り開いてきたと言えます。