入した半田を固めて作った弾丸が立て板に命中貫通し︑父の自慢の灯籠の竿■■と呼ばれる支柱に大きな傷を付けてしまった︒ 家に残っていたお手伝いさんはびっくりして飛んできたが︑近所や警察からの問い合わせなどの処理もさることながら︑最大の問題は灯籠の傷を何とかしなければならない︒とても2〜3人で動くものではなかったので︑長い丸太とロープを利用して少しずつ回して反転させて隠したが︑裏側は︑笠や火袋の形がだいぶ違ったものの︑幸いずっと気づかれることはなかった︒46大砲MINORU HAYASHI
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