童夢へ
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えられない︒ FRPの工場には︑いろいろな工具類も■っているしスペースもある︒レーシングカーを作るのにここを使わない手はないが︑当然︑FRPの製作物の生産は疎かになる︒ レーシングカーを作ることを報告に行ったら︑O社長も心配して︑事業を継続するためのいろいろな提案をしてくれたが︑もともと︑レーシングカーの開発費を捻出するために様々な事業のようなことをしてきたのであり︑これが最後の作品なら︑私にとっては︑もう仕事を続ける意味も無かった︒ 全ての終わりに向けて︑新しいレーシングカー作りに突入していった︒ 以前に見たLE GRAND社のカタログに小さなフ■ーミュラが載っていたのを思い出し︑ネコちゃんに問い合わせたらまだ売っているとのことなので︑足まわりの部品の一部はLE GRANDを使うことにした︒今回は︑特に目標とするレースもないので時間の制約はないが︑相変わらず資金はわずかだから︑いつものことではあるがお金のかからない開発方法を考えなくてはならない︒274

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