童夢へ
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 今回は溶接などの金属加工も多いので︑MACRANSAに続き︑鴻池に手伝ってもらうことにした︒ なぜくさび型かというと︑ファッションや空力的な理由もあるが︑最も大きな理由は安く手間をかけずにきれいなボディを製作したいからで︑今回は︑すべて平面のアクリル板と木製のコーナーサッシュで構成されたメス型を直接製作し︑そこからボディを成形するという新たな製法にチ■レンジしていた︒ 何故か私は︑昔からマスターモデルの面出し作業が大嫌いな割にはきれいじゃない253くさび日野サムライプロト第4回日本グランプリに参戦した、コンテッサ1300のエンジンを搭載した美しいフォルムのレーシングクーペ。TOYOTA 7やトライアンフのレーシングカーをデザインしていたピート・ブロックは当時の私の神様だったが、今は友達だ。

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