今回は︑S600のオリジナル・シ■シーに搭載できる軽量ボディを目指しているから︑当然︑エンジン位置は下がらない︒TOJIRO|Ⅲのボディのままではエンジンが飛び出してしまうが︑マスター型から製作する時間は全くないので泣く泣く流用することにした︒ しかし︑今回はちゃんと二次マスターも作り二次型も取って軽量化を目指しているし︑ボディ構造も考えて製作を進めたが︑相変わらず︑資金不足や失敗が相次ぎ︑だんだん手抜きをしないと時間がなくなってくる︒ボディ一体型のロールバーが付けられなかったことやエンジンカバーの適切な処置ができなかったのは返す返すも残念だったが︑後半はお決まりの徹夜続きとなり︑最後は︑何が何でもレースに間に合わせることだけが目標となっていたので︑贅沢を言っていられる余裕はどこにもなかった︒ こうして︑石田の乗る︑カッコ良く言えばワークス・マシンとロッドベンダースの2台のMACRANSAは︑ぎりぎりレース日の早朝に何とか形になった︒ ところが︑ロッドベンダースのマシンは徹夜で結線した配線がショートしていたらしく︑メインスイッチをONにした途端に煙を噴き上げてすべての配線が燃えてしまい参加不可能と211MACRANSA
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