りのスピードに︑いくらなんでもおかしいと思った私は︑鈴鹿にいる鮒子田に電話して聞いてみたら︑﹁だって︑次のバイトまで時間ないから・・﹂と︑とんでもないスピードで運転していたことを認めたから︑翌日︑幼稚園の運行スケジュールにぴったりと合わせて走ってみた︒それは︑コーナーはほとんどドリフト状態のようなスピードレベルで園児は転げまわっているが︑﹁前のお兄ちゃんみたい!﹂と大喜びだ︒ さすがに︑毎日こんな運転はやっていられないと幼稚園に運行スケジュールの変更をお願いしてしばらくバイトを続けたが︑だんだんかわいい園児たちと親しくなって︑なかなか楽しく捨てがたいバイトとなった︒100
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