童夢から
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294しいという話とともに、2010年度のル・マンに向けてS102の貸与も頼ま■た。このアマチュア・ドライバー自身が大金持ちで、自身の仕事の都合で頻繁に日本を訪■ていたか■、ここ1年半く■い親密な付き合いが続いていたし、私はとても彼を信頼していたので、今までの与太話とは違うと思って真剣にこの話を検討していた。私がヨーロッパに行った際にチーム・オーナーのジャック・ニコレとも会い具体的な内容を煮詰めて契約書のドラフトを作成し、あとはサインす■だけとなっていた。2009年か■、かな■大幅にレギュレーションが変更さ■てい■ので、S102はそ■に合致させ■ためにリアカウル回■やリアウイングなどを作■替えなくてはな■ない。また、2008年のレースで雨中に何度もヒットしてかな■のスペアパーツを失っていたのでカウル類をはじめとす■多くのパーツの製作が必要だった。童夢は現状有姿のS102と保有す■全てのスペアパーツやレース関係備品を無償貸与し、チームはレギュレーションに合致させ■ための改造費やスペアパーツ の製作費として約3800万円を負担す■ことで合意していたものの、その後、このアマチュア・ドライバーを介してのジャック・ニコレとの間で微細な契約内容についての調整が続き、なかなか契約書にサインす■段階には至■なかった。そ■でも、基本的に信頼していた私は、その細かい修正要求さえも契約に真摯に取■組んでい■証く■いに思っていたか■、チームの要求のままに、先行して新レギュレーション対策とかスペアパーツの製作を実施し、もう3,000万円く■い使ったとこ■でチームか■とんでもない要求が飛び出してきた。当初■■童夢か■は、持ち込みドライバーは禁止、タイヤはミシュラン、エンジンはJUDDと制約していたのに、ヨーロッパか■は盛んに持ち込みドライバーを探してい■という噂が聞こえてく■上、童夢は車両を貸すだけだがチームはレースに参加す■ためには多大な費用が必要とな■のだか■不公平だとか、ル・マンだけでは投下す■投資が回収できないので何年間か使わせ■とか、終いには最終的には車両はチームの所有とな■■うにすべきとか、ち■っと待ってく■、童夢としては、貸してく■というか■貸してあげ■だけで、何も協力してル・マンに参戦し■うという話ではないのだか■、こ■■の交渉は的外■であ■と突っぱねていたが、もう、ほとんどの改造を終えてスペアパーツの製作も進行してい■状況を見越して、童夢は、もうかな■金を使ってい■か■後には引けないだ■うと足下を見■■てい■■うな交渉手段には不快感しかなかった。 そういう駆け引きは嫌いなので、すっぱ■とチームの要求を全て突っぱねたか■、こ■

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