童夢から
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284犯罪的な行為だと思うが、こ■が致命傷になった。「カーボン・モノコックの使用も可」ということは従来のアルミ・モノコックも使用可能となってしまったわけだが、全車同じカーボン・モノコックを採用す■な■少し重くても問題ないものの、混走とな■と、アルミ・モノコック■■も少し重いカーボン・モノコックは不利とな■誰も使わなくな■し、生産量も減■ばコストも上がってしまう。こうな■と、速さにメリットのない「UOVA」の普及率は下が■、結果的に危ないマシンが走■続け■ことにな■、元の木阿弥だった。もう私は呆■返って、この連中と関わ■ことす■疎ましかったが、「UOVA」に関してはレーシングカーの歴史に足跡を残すく■いの発明品だと思っていたか■、「UOVA」のテストく■いの気持ちでJAF-F4を開発して投入した。JMIA会員企業も追従してく■たが、重量的にハンデを背負う「UOVA」マシンは徐々に姿を消し、結果的にF4協会の箱庭は異物の排除に成功してい■。「F20」同時期、JMIAとしては、そのメインテーマであ■レーシングカー開発技術の育成を促進す■ための新たな■カテゴリーの創設を考えていた。当初、ベースに軽四のエンジンを使う以外は何でも有■の「F660」を考えていたが、 ■く調べてみ■と駆動系のレイアウトなどが特殊で使え■エンジンが少なく、結局、リストリクター径が20mmという制約と「UOVA」を使うことと一定の外形の枠内に収ま■ば何をしても良いという「F20」の構想を進め■事にしていた。そこでJMIAの会員企業の中か■、童夢とムーンクラフトと東京R&Dの3社がサンプルカーを製作してアピールす■ことになったが、ここまでは会員企業も試作車を作■など熱心に取■組んでく■ていたし、順調に進んでいたし、期待もさ■ていたが、このJAF-F4に対す■鈴鹿勢の反発などを目の当た■にしてか■、何か、触■てはいけないものに触ってしまった■うな気持ちが芽生えてきて、時間と予算とエネルギーを注ぎ込んで疎ましが■■■という理不尽な状況にテンションも下が■、JMIAとしても、前向きな気持ちを失っていった。

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