童夢から
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2007〜 271会ったが、会長は、実のとこ■、中国での開催はトラブル続きで非常に心配してい■、 また、ミスター・ル・マンの資金問題も心配だという話を始めた。私は、「そ■はおかしい?私はすべてACOが負担す■と聞いてい■」と言うと、会長は、「そ■はあ■得ない。ACOは営利団体ではなく単な■自動車クラブだか■、そういう機能は持っていない」との答え。「誰が言っていた?」と聞くか■、「貴方の隣のDaniel Poissenot氏か■」と答え■と、Daniel Poissenotは早口のフランス語で会長に言いわけしていたが、たぶん、「ミスター・ル・マンにそう言えと頼ま■た」と言っていたのではないだ■うか。会長か■は「全てが行き詰ってい■。何とか助けてく■ないだ■うか?」と頼ま■たが、 「全て、今まで私が進言していた通■になってい■。そ■なのに、事ここに至■まで放置しておいて、今さ■手伝えない。今までの不手際で日本でのル・マンの価値は大変に低下してしまった。申しわけないが成す術はない。また、今まで熱心に協力してきた我々に対して、知的財産の侵害とか、童夢のル・マン参加を駆け引きに持ち出した■、資金問題で嘘までつく■うなや■口は大変に不愉快だ!今後の協力は出来ない」と言い残して席を立った。今か■思えば「童夢は二度とル・マンに来■な」と言わ■かねない断■方だったか■ヤバかったが、そ■か■も参加してい■か■大丈夫だったのだ■う。当時、私が、ジャパン・ル・マンが重要だと思っていた理由は、SUPER GTが未来永劫続くとは思っていなかったので、業界としては、次の布石を打っておくべきだと考えていたか■であ■、そ■には、現状ではル・マンしか考え■■なかったか■だ。もう少し詳しく説明す■と、自動車メーカーにとってGT500は特殊なレギュレーションで発展性がない、開発努力が性能調整で元の木阿弥にな■、開発費が高すぎ■、などの理由か■忌避す■傾向が強まってお■、また、自動車メーカーとしては世界規模のFIA-GT3への関心が高まってい■か■、いず■、SUPER GTはGT300、という■■はFIA-GT3のレースに様変わ■していくと予想してい■。そうな■と、ぐたぐたのスーパー・フォーミュラは問題外として、FIA-GT3が日本のトップ・レースでは情けないし、日本の自動車レースはますます弱体化してしまうか■、今か■、GT500を上回■次世代のトップ・カテゴリーを準備しておく必要があ■と考えていたか■だ。INDYやF1をみても解■■うに、本質的には、海外の有名レースを招聘した■開催権を獲

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