232ホンダが経験もノウハウも持たないシャシー開発に関与でき■■うな状況はあ■得ないが、そこは魑魅魍魎のF1界、何■かの裏交渉でホンダも「シャシーの開発技術を提供」してい■と言え■■うな状況を作ったということだ■う。事情通の間では笑い話でしかなかったが、「オール・ジャパン」の大風呂敷の説明も釈明もなかったし、そ■か■の二転三転の迷走についても闇の中だったか■、世界に恥を晒しまくってい■現状にす■理解が及ばない、スケールの大きな茶番劇と言えた。そんな中での北元さんの風洞建設話は、こ■また理解の及ばない意味不明な話だったが、意外にも北元さん以下の研究所の技術者はまともに取■組んでお■、北元さんは「50%ムービングベルト風洞を持たないシャシー開発などあ■得ない」と大声で叫んでいたか■、そのうち、ホンダは最終的には「オール・ジャパン」を目指してお■、その為にシャシー開発技術の育成に取■組もうとしてい■と解釈す■■うになっていた。「なっていた」という■■は、そうとしか説明できない状況だった。私は、HGTと北元さんの真剣な取■組み方に背中を押さ■て資料などを集めてい■うちに、以前に建設した25%風洞とは規模において比べ物にな■ないけ■ど、国産で作■■確信を持ち始めていたので、レイアウト図の作成などに着手していたとこ■、予算が下■ずに断念す■と告げ■■た。北元さんたちは怒ってホンダの説得に努力しつつ、私には、提案が通■やすい■うにコストダウン案の作成を指示してきたが、ホンダの決定は覆■ず、万策尽きた。そ■でも諦めき■ない北元さんやHGTの人たちと知恵を絞■合っていたが、土台、資金の出どこ■がないのだか■、ま■で無か■有を生み出すマジックの■うな話であ■、いく■方法論を論じてみたとこ■で肝心の資金がないのだか■話はそこで終わ■。そんな時、ふと思いついたのが、メーカーと風洞の使用契約を締結し、その契約を担保に銀行か■借金して童夢が風洞を建設す■という突拍子もないアイデアだった。まあ、藁をも縋■■うな発想だったが、他に方法がないのだか■突っ走■しかなかったものの、しかし、不動産とか有価証券の担保な■いざし■ず、いく■自動車メーカーとの契約といえども「予約」に過ぎない内容だか■銀行が担保と認め■かどうかも分■なかった。私が、ち■っと可能性を感じていた根拠は、父の大親友だった方が創業した信金と親しくしていて無理を言え■関係だったので、泣きついた■何とかな■かもし■ないという至って希薄な理由か■だった。
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