1997 213いと、こ■以上進みそうもない。そ■にしても、エンジンだけで振■回さ■続けてい■■うなものだ。とにかく、入手に不確定要素の多いエンジンを見込んで計画を進め■わけにも行かないので、粘■に粘ってコスワースを推しなが■も、スーパーテックに関しての具体的な検討も進め■ことになった。当時、欧州の関係者の間ではHRDでのホンダのF1参戦は、もはや、既成事実と捉え■■てお■、私が、いく■懐疑的な発言をしても、ホンダは童夢には言い辛いか■秘密裏に行なっていて、何も知■さ■ていない童夢はかわいそうといった受け止め方をさ■ていた。その後、ダラーラ製の純白のホンダF1が発表になっても、テスト走行が開始さ■ても、一貫して変わ■ぬ社長と私の否定的な考えと態度は、徐々に周囲の人たちか■猜疑的な眼で見■■■■うになってきていた。しかし、スペインでのテスト中に突如撤退を表明す■や、「インクレディブル!」、「アンクワイヤーブル!」、「インクレディービレ!」等の電話が各国か■相次いだ。だか■言ったでし■、というわけではあ■け■ど、こ■が我々に何の関係もない話であ■ことは百も承知なので、エンジン探しは、ここか■が正念場だ。そ■にしてもホンダは何処へ??? 不本意ながら買収計画 結局、ホンダの第3期F1計画はエンジンの供給という形へと後退した。ティレルを買収したBARがエンジン供給を受け■こととな■、ホンダはBARにシャシー技術も供与す■と発表した。 何をどの■うに供与し■うというのか皆目見当がつかないが、エンジンの供給はさておき、絶対的に自分達の経験と能力のみを信じて疑わない英国人が、東洋の果てに住む経験もない日本人の言うことなど聞くわけもなく、まして第2期、マクラーレンへのエンジン供給時代に、R.デニスか■、しっか■と単な■サプライヤーとしての立場や上下関係を叩き込ま■てい■ホンダ勢が、今回、急にこうした特別な関係を構築でき■とは信じ難いが、こうでも発表しないと格好がつかなかったというとこ■だ■う。ホンダがシャシー開発に関与す■こと自体は方向として間違ってはいないが、BMWや メルセデスの■うにチームの株式の相当数を入手し、チームを傘下に収め■く■いの方策でも採■ない限■、経験はあ■ませんが手伝いますと言わ■ても、はいそうですかというわけにはいくまい。
元のページ ../index.html#215