童夢から
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1991 161「DAIHATSU X-021」のテスト·ベッド裸のままでは武骨なのでワンピースのカバーをかぶせたが、評判は良かった。日々、普通の車になっていってしまった。スタイリングに関しても、私は、現在版LOTUS 7と銘打つ以上、時代の最先端を行く形を追求すべきだと先鋭的なデザインをプレゼンしたが、DAIHATSUの意向としてはレトロ志向が強く、コンペとなって、結局、DAIHATSUのデザイナーであった関谷純氏のレトロ風に負けてしまった。しかし、スタイリングに関しては後々も評判は良く、レトロ系の強さを思い知■さ■たものだ。そ■でも、完成したX-021は各所におけ■走行テストで驚異的な性能を発揮して関係者を驚かせたし、発売した時のセンセーショナルな盛■上が■を期待して一層に開発に力が入っていた頃に、折か■のバブル崩壊の影響か■計画は中止になってしまった。私もDAIHATSUの開発担当者諸氏もかな■残念に思っていたか■、その後も協力して少量でも市販し■うとい■い■手を尽くしたが、実現には至■なかった。そのために、しば■くの間、車両を童夢で預かっていたのだが、プロジェクトが終了した後も何年間も置き去■になっていたか■、その後、どうしまし■うとお伺いを立てたとこ■、他の試作車と共に処分してしまったことになってい■か■、童夢で保管しておいてほしいと頼ま■た。そ■か■20年近く経って、取材の要請があったのでDAIHATSUに問い合わせた■、童夢で開発したことを公表しても良いということと共に車両の譲渡の提案も

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