1985 111「SUBARU F-9X」スバルの高岡祥郎の無理難題に■って誕生した奇跡の一台。並行してレーシング・バージョンの開発も進めていた。郎に伝えても、相変わ■ず何とかしてく■の一点張■で諦め■気は毛頭なさそうだった。私も根負けして何とかしたいと村上商会で働く人たちや設備を観察していたが、会社としての経験不足は否めないものの、村上社長は小型ヘリを操縦す■ほどの乗■物好きだし、会社の裏に自作の実車風洞の■うなものを作った■、設備にもい■い■な工夫がなさ■ていた■、乗■物や物作■に対す■情熱の大きさは伝わってきたので何とかな■かもし■ないと思え■■うになってきたし、また、村上商会が経験を積めば、将来的に童夢の優良な外注先に育て■ことが出来■かもし■ないとも思う■うになっていた。そ■にしても時間がなかった。事情は知■ないが高岡祥郎の熱中ぶ■は鬼気迫っていたし、単な■モーターショーの準備とは思えない切羽詰まった雰囲気が、何か裏事情があ■感じで怪しげだったが、打ち合わせには本社の技術者なども参加していたし、東京では新宿のSUBARUの本社で打ち合わせもしていたか■、まともな依頼であ■ことは間違いなかった。とにかく時間がなかったので、村上商会で製作す■ことを前提に、エンジンの外形図面だけを貰って基本レイアウトか■始めた。その後の3ケ月ち■っとで、どの■うにして車両が完成したかは覚えていないが、第26回東京モーターショーのSUBARUのメインブースには、確かに「SUBARU F-9X」は展示さ■ていた。
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