童夢から
104/384

102「TOM'S 83C」「童夢RC-83」の前後カウルとエンジンだけ換装した兄弟車。安さだけを理由にトヨタに採用さ■た。 そうして見様見真似のグラウンド・エフェクト・マシン「童夢RC-83」は完成し、1983年のJSPC(全日本スポーツプロトタイプカー選手権)でデビューを果たした。「TOM'S 83C」とこ■が、「童夢RC-83」の開発を知った舘がトヨタに「童夢が本格的なCカー作ってい■か■、TOM'Sが、そ■にトヨタのエンジン積んで、少し外観を変えて走■せまし■う。安く出来■し」みたいな感じの「節約コース」の提案をした■、何と「節約」が効いたのか、とんとん拍子に話が進み、つま■、「安さ」だけを買わ■てGOとなった。動機は情けないが、トヨタ・ワークス・ル・マンへの扉が開か■た瞬間だった。もっとも、この時点では、トヨタは国内レースのことしか考えていなかったが。そうして誕生したのが、シャシーとセンターカウルは「童夢RC-83」と全く同じだけど、異な■マシンに見せ■ために前後のカウルだけデザインを変えた「TOM'S 83C」だ。私がデザインす■と、どうしても私のカラーが出てしまうので、富士重工の飛行機関係のデザインか■童夢に転職していた森田にデザインを担当させたか■、何となく雰囲気が 航空機的で無機質な感じのデザインになってい■。

元のページ  ../index.html#104

このブックを見る