ブラジャーVSレーシングカー 2
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66第13章 弁護士間の交渉開始へそんなことに気付きもしない私が、岡本先生の仲介を断念して、かねてより童夢の法務の顧問だった古賀弁護士に交渉を依頼してしまったから、多分、洋子氏と竹村弁護士は飛び上がって喜んだことだろう(ここだけは推測になるが間違いないだろう)。あれだけ逃げ回っていた岡本先生とは違い、すぐさま古賀弁護士の呼びかけに応じ、なんと5日後には交渉のテーブルについたものだ。岡本先生からは1年間にわたって逃げ回るしかなかったが、若手弁護士との協議など竹村弁護士にとってはライオンが子猫に代わったくらいに舐め切っていたのだろう、とんでもない主張が飛び出してきた。第14章 飛び出してきた「全て解決していた」という大嘘2014年2月5日、古賀弁護士と竹村弁護士による第一回面談に出てきたのが、「1年前に、下鴨の土地を除く、株も不動産も全て洋子氏のものとして解決済み」「解決済みだと認識したからこそ離婚届をだした」などという驚天動地の大嘘だったが、あまりに非現実的な言い草に、報告を聞いたときに、私は「こいつらバカか?」と思った。何を言っているのかといえば、2012年末に洋子氏が離婚届を出した時点で全て解決していたという戯れ言だが、前述したように、2012年12月25日の私と竹村弁護士との最初で最後の面談において、洋子氏も「林氏が激怒して席を蹴って帰ってしまったために何も決まらなかった」と認めているように、私が激怒して帰った日から5日後に10億円にあまる私の資産の全てが洋子氏のものとして解決していたと主張しているわけだ。考えられないほど非現実的な主張だったし、もちろん、いつもの通り証拠の欠片もない絵空事だ。これが絶対に有り得ない戯言であることは論理的に証明できる。もともと「童夢と林みのるの最後の夢」という大きな夢を実現するための原資の確保を目的として童夢の子会社を東レに譲渡しょうとしていたのであり、そのM&Aのクロージングに先駆ける4ヶ月も前に「全てが洋子氏のものとして解決していた」としたら、まだ譲渡していない段階で売却益の多くを洋子氏に取られることが決まっていたという話になるが、では私は、離婚の決まっていた洋子氏に大枚のおこづかいを差し上げるためだけに無借金の優良な会社を売却してしまったというのだろうか?結果、本来の目的である「童夢と林みのるの最後の夢」は破綻しているのだから、この洋子氏の描く絵空事のストーリーは、構造的にも論理的にも成り立ち得ない。

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