63第4部 紛争の勃発ここで大きく方針転換したことを、頭に入れておいて頂きたい。岡本先生も「陳述書」で「竹村弁護士が所有権の主張をして以来、林氏は態度を硬化させて対立するようになったものであり、その前後では全く状況が変わっていますから、私が言ったとして、それ以前の話を持ち出されても困ります」と証言している。第8章 洋子氏から「離婚にあたっての要望事項」岡本先生の仲介が始まった6日後の2013年1月24日、洋子氏から「離婚にあたっての要望事項」が送られてきた。そこには「株については税金分は返してください」と株は返すという主旨が書かれていたが、しかし、そこには「米原と宝ヶ池の不動産は私(洋子氏)のもの」と書かれていたから、私が年末に岡本先生に示した「全てを取り戻す」という条件とは大きく異なっていた。ルールとしては仲介役の岡本先生と相談して条件提示すべきだが、岡本先生が、直前に私が示した条件を無視した要望書を出すことは考えられないから、疑問に思った私が岡本先生に問い合わせたところ、岡本先生は全く関与していないとのことだった。岡本先生に仲介を依頼している以上、岡本先生を通さずの条件提示などもってのほかだし、どう考えても洋子氏が独りで書いた文章ではなかったから竹村弁護士が後ろで操っているのは明らかだったが、これは「双方の代理人を解任して岡本氏に仲介を依頼した」という、洋子氏も認めている取り決めに違反しており、せっかく、岡本先生の仲介という本来の姿に戻って、これでスムーズに解決すると安心していたのに、スタート早々、暗雲が立ち込め、嫌な雰囲気が満ちてきていた。蔑ろにされた岡本先生も不快感を抱いたのだろう、「勝手なことをしないように強く言っておく」と言っていたものの、しかし、俯瞰して見るに、やむなく岡本先生に仲介を依頼したのは、私に東レとのM&Aを続行させるための方便であり、もとより、岡本先生に任せたら総取りなど夢のまた夢になってしまうから、戦略上、一旦、岡本先生に仲介をお願いするふりをしただけの話であり、続いて、裏で竹村弁護士が指図していたと考えるのが自然だ。その後、この「離婚にあたっての要望事項」は、私に「脅されて書かされた」と言い出して裁判所を騙し、裁判所は、この根も葉もない大嘘を信じ込んで「離婚にあたっての要望事項」そのものを無効にしてしまい、「株は返す」という記述も無効にしてしまった。詳しくは、第8部「嘘しか信じられない虚偽依存症」の第9章「[脅された]の嘘」で説明する。
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