61第4部 紛争の勃発期だったから大変に驚いたし、まだ何の話し合いもしていないのに離婚届を出してくる理由は、全く理解できなかった。理由は謎のままだが、洋子氏は、その後の嘘の積み重ねから、2012年末に離婚届を出した事実が都合悪くなり、後から数か月ずらすような主張を始めるが、一切の証拠を示せない完全な作り話だった。詳しくは、第8部「嘘しか信じられない虚偽依存症」の第1章「離婚届提出日の嘘」で説明する。第5章 耐えがたき風評被害この2013年の初頭の頃、我々夫婦の揉めごとは、メディアで騒がれていたわけではなかったが、狭い京都という地域においては話は別で、特に別居していたこともあって、多くの人の知るところとなっていた。半世紀の長きにわたって親密な関係を保ってきた私と塚本家は、かなりの飲食店も友人関係も重なっていたが、そんな環境下、いくら私がレース界で活躍していたといえども、一部上場企業のワコール創業家の塚本家と離婚がらみで金銭問題が生じていると聞けば、世間は、私のほうが資産家の洋子氏の財産を奪いに行っていると思うのは当然だろうし、その逆を想像する人は1人も居なかっただろう。まして、塚本一族が被害者を吹聴していたから、誰しもが事件の実態を見ないまま、事の善悪を判断しないまま、私にとっては心外な、事実とは真逆の噂が燎原の火のごとく広がって行った。思い込みとか思い違いだけではなく、一部上場企業のワコールは、これから先も繁栄を続けるだろうが、一方の私は隠居老人で先は見えているから、風見鶏でなくても風向きは読めるだろう。瞬く間に、ほとんどの友達から連絡は途絶えたし、多くの行きつけの飲食店も、私が行くと塚本一族が来なくなると嫌な顔をされたり、または、私が気を遣って行かなくなったりして、現在も、塚本一族は来なくてよいから私には来てほしいという奇特な店にだけしか行けなくなっているから、私の活動範囲と交友関係は壊滅的に狭くなっている。それは自然現象だけではなく、紛争が本格化してからは、私の建築のパートナーだった一級建築士が洋子氏から新築マンションの設計を受託していたが、facebookに私と一緒の写真をアップしただけで洋子氏から仕事を切られたり、私の家のパーティに出席していた写真をアップしただけで洋子氏から絶交を言い渡された友達もいたり、何人かの古い友人から「塚本さんから
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