ブラジャーVSレーシングカー 2
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35第3部 結婚から離婚まで回避できた友達も岡本信者になったとか、税務署と話を付けて童夢の1万株を洋子氏が12年前に取得したように偽装する(第8部「嘘しか信じられない虚偽依存症」の<岡本先生のマジック(1998年の童夢株1万株の名義変更)>で説明)とか、およそ嘘としか思えないようなエピソードが語り継がれているが、それぞれの当事者の多くが健在だし、童夢の1万株や塚本家の相続対策に関しては物的証拠も残っているので、事実であることは間違いない。聞けば聞くほど、ほら話にしか聞こえないほどの数々の奇跡を起こしているから、通称「スーパー税理士」と呼ばれ、京都では有名人だった。後段で、証拠の残る事実として塚本家の相続対策の実態をお披露目しておくが、まさに奇跡だ。私は、童夢を創業する時に、税務/財務面に関しては任せるから全面的に面倒を見てほしいと頼み、金に絡む全てを岡本先生と専務の武林(当時)に任せっきりで、実際に、銀行印も通帳も預けっぱなしだったし、通じて帳簿も決算書も見たこともないという、普通に考えれば経営者として有り得ない、無責任というか完全依存体質というか、失格と言われても仕方のない状況だったが、しかし、岡本先生は経営方針とか営業方針には全くタッチしていなかったし、事業展開というか、お金を生み出すほうは私の役目だったから、分業といえば分業だった。第5章 岡本先生が出してくれた塚本家の相続対策資料かなり時系列が前後してしまうが、塚本家の相続対策を語るについて、どうしても説明しておかないとわけが解らなくなるので先走って解説しておこう。どうして私が、このように詳しく塚本家の相続対策の内容を知っているのかといえば、2017年の末になってから、岡本先生が電話帳なら10冊分くらいの塚本家の相続対策資料を出してくれたからだ。岡本先生は、塚本家と林家の双方のために相続対策を指導してきたのだが、林家の場合、私が死んだ時の洋子氏の負担を軽減するための相続対策だったから私が損をしても得をすることは何もない。その洋子氏のためだけの相続対策を利用して私の財産を奪おうとしていたのだから、岡本先生としては心外なことだろうし、私に対しても申し訳ない気持ちもあっただろうから、本来は守秘義務のある書類だが「もう事務所を閉めるから自由に使え」と出してくれたという次第だ。私は複数の専門家に依頼して内容を分析し「塚本家の相続対策の実態」というレポートを制作しているが、専門家たちが口をそろえて「考えられない処理をしている」と驚くほどの、大胆でマジカルな相続対策の実態が明らかになっている。残念ながら、その後、岡本先生は亡くなってしまった。

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