34相続人良枝氏能交氏真理氏洋子氏相続額26億5,000万円10億円6億3,000万円8億1,000万円相続税5,000万円5億5,000万円3億4,000万円4億4,000万円相続額塚本幸一氏からの相続の概要(1998年)塚本幸一氏の亡くなる少し前から岡本先生(次項で紹介)に相続対策をお願いして、一部、名義株を作り始めていたが、急に倒れられたから手遅れになっている。しかし普通に考えて、良枝氏の26億5,000万円の相続に対して相続税が5,000万円は考えられないから、ここには岡本マジックが発揮されていたことが解る。第4章 スーパー税理士岡本先生岡本先生は、この事件における最重要キーマンであることは間違いないから、ここで紹介しておこう。私は、岡本先生とは二十歳過ぎから友達だったし、洋子氏の兄の能交氏とも親しかったので、いつ頃からかは定かでないが、早い時期から洋子氏も税務/財務面に関してお世話になるようになっていた。岡本先生について説明することは難しい。あまりにマジカルな手法で考えられないような節税を実現するから、そのエピソードを説明しても信用してもらえないほど特別な税務処理の出来る人だった。岡本先生本人は税理士ではなく、国税OBの父の税理士事務所に所属し、一般人として税務署と親密な関係を構築して特殊な処理を得意としていた。例えば、童夢は岡本先生に言われるままに顔も見たこともない数人の税理士に顧問料を払い続けていたが、数年すると「ありがとうございました」と礼状が来て次の顧問が補充されるということを繰り返していた。童夢だけで数人だから、100人単位で便宜を図っていたものと思われる。これは、税務署員を辞めて税理士になる人の創業を助けるためであり、つまり、持ちつ持たれつの関係を築いていたわけだ。例えば、童夢の税務調査は、いつも岡本先生の友人の国税の調査員が来ていたから2日間ずっとマージャンしていたとか、私の友達のぼろ儲けしていた会社に税務調査が入り、慌てた友達が助けを求めてきたので岡本先生に相談したら手を回してくれて、直後、友達から「1週間後に来ると言って帰っていった」と電話があり、莫大な納税を塚本幸一氏からの相続財産52億円この内の24億4,000万円が子息3人へ
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