ブラジャーVSレーシングカー 2
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11はじめにために、何年間もかけて、裏付けを取りながら、一字一句に間違いがないように書き連ねてきた執念の一作が、本書である。しかし、あまりにも洋子氏の嘘が多すぎるから、その解析と解説に膨大な文章量が必要となるし、読者のあらゆる疑問に対応するためにも膨大な文章量が必要となるから、完成度を高めれば高めるほど、無限に文章量が増えていく。一時期、上中下巻くらいになってしまったので削りに削ったが、それでも本書のボリュームになってしまった。資料的価値を重視しているので、情緒的・感情的な表現は極力排除し、事実であっても証拠の希薄なものも割愛し、全て、確たる証拠のある事実だけを積み重ねるとともに、洋子氏の主張は、全て、誰でも閲覧できる公判書類から抜粋しているので疑う余地もなく洋子氏の口から出た言葉であり、いわば証拠資料集である。とはいっても、書いているうちにこみあげてくる怒りを抑えきれずに、一部、感情的な表現があるやも知れないが、それでもかなり抑制していることをご理解いただき、ご容赦願いたい。また本書は、自動車レース関係以外の方が読まれるケースも有り得るので、私や童夢という会社についての説明も必要だし、私の希望として、どうしても客観的な視点からの、特に自動車レースの世界からの目線での評価も欲しかったので、古い付き合いであるモーター・ジャーナリストの山口正己氏にお願いして、周辺状況の取材も含めて、ジャーナリスト目線での見方と解説を寄稿していただいた。なぜ山口正己氏かといえば、タダで良いとのことなのでお願いした次第だが、タダなので「特別寄稿」としている。大冒険と大博打と夢と希望にあふれた気宇壮大な計画は、先行き短い老人が、人生の最後に 大輪の花を咲かせようとしていた大仕掛けだったが、現実は、たった一人の女の我欲によって木っ端みじんに打ち砕かれて、立ち枯れた老木が風に吹かれて根元から折れそうになっている。そんな、想像を絶する冒険と絶望と挫折の物語の、始まり、始まり!第1部と第2部と第11部は山口正己氏よりの特別寄稿。その他は全て私、林みのるが書き下ろしている。

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