ブラジャーVSレーシングカー 2
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186洋子氏からは「古賀弁護士によれば、林氏は、塚本家から金をかすめ取ったと言われるのも腹立たしいから、洋子氏への請求は一切しないと言った」「古賀弁護士から、林氏は [暴露本を出す代わりに何も請求しない]と言ったと聞いているから、暴露本を出した以上、何も請求してはならない」「古賀弁護士は、林氏に[晩節を汚すな]とまで言って説得しているようだが、林氏は勝手な事ばかり言っているとのこと」「古賀弁護士から[林氏は宝ヶ池を要らないと言っている]と聞いたので、第三者に売却した」などという、とんでもない主張が次々と飛び出してくるが、この言ったとされる古賀弁護士が私の弁護士なんだか ら頭は混乱するばかりだった。 古賀弁護士に疑問を持ち始めていた私は、最高裁への上告に向けて独自に155ページからなる「最高裁上告理由書」を作成して最高裁へ提出するように指示した。これは、数か月を割いて作成した緻密な事件の解析/解説書であり、普通の常識を有する人なら事実を見極められるはずだったが、現実には棄却になり敗訴が確定してしまった。後になって判ったことだが、古賀弁護士は、この「理由書」を闇に葬り、代わりに自らが書いた簡単な理 由書を提出していたから激怒したが、その頃は、既に古賀弁護士は消えていた。 一体、何が起こっているのか理解が及ばないほどの超常現象が続いたあげく連絡がつかな くなり、所属していた大江橋法律事務所に問い合わせたら退所したとのこと。逃げた。 400万円ほど預けてあったお金があったし、持ち出している書類もあったので大江橋法律事務所に問い合わせると、「林氏と古賀弁護士の個人的な契約なので大江橋法律事務所は関知しない」とのこと。名刺に大江橋法律事務所と書いてあり、委任契約書にも大江橋法律事務所の名前があり、打ち合わせは大阪のフェスティバルタワー27階の立派な大江橋 法律事務所で行われていたのに、個人的な契約だったそうで、こちらも逃げた。 しかも、ある日のテレビに古賀弁護士が逮捕/連行されるシーンが映し出され、テロップに「クライアントからの預かり金を着服して北新地で豪遊していた」と書かれていたから驚いた。聞くところによると私の弁護士だった頃から犯行に及んでいたようだから、つまり泥棒が私の弁護士だったわけだ。彼らが無能だったのか、私の使い方が悪かったのか、誰かに操られていたのか、弁護士がこんなものなのかは知らないが、通じて、時間の経過とともに、どちらの弁護士か分からなくなっていく感覚は共通していたし、最後は消えてしまうことも共通していたから、不信感しか残らない。

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