ブラジャーVSレーシングカー 2
209/230

183第16部 別の世界が見えてきたや岡本先生に罪を擦り付けるような姑息な嘘も、自作自演の嘘も、全てを事実と思い込んでいるとしたら、本人としては、嘘を言っていないということになるし、洋子氏から見れば私のほうが嘘八百を言っていることになる。ここだけは推測になるが、童夢は土地の清算資金として、およそ8年間にわたり月額250万円を洋子氏の会社に支払い続けてきた。洋子氏は社員に、それを、ほとんど収入のなかった会社の売り上げと偽って経費に流用して運営を続けていたし、宝ヶ池の旧童夢本社は、自分のものと偽って会社の事務所やカフェやエステのショップなどに使いまくっていたから、社員にも嘘をつき続けていた訳だ。その結果、いつの間にか、それが事実でなくてはならなくなっていたのだろうし、自らも思い込むようになっていったのではないだろうか。しかし、妄想だとしてもストーリーが悪辣すぎるから、もとよりまともではない。<見えない塚本一族のスタンス>もう一つの大きな謎が、私を敵視し、沈黙を守る塚本一族の立ち位置だが、どの観点から見ても彼らの対応は理解できない。洋子氏の嘘は洋子氏だけの問題ではなく、「相続対策などしたこともない」とか「相続対策を岡本先生に相談したこともない」とか「義母も林氏に金を貸していた」などの、家族なら明らかに嘘と解る洋子氏の主張を黙認している塚本一族の対応も謎だった。今までも、本事件のドキュメンタリーである『クラッシュ』の著者や山口正己氏や『週刊新潮』など、多くの人が取材を申し込んだが全て門前払いだったから、ひたすら沈静化を待っているのかもしれないが、いくら私が世間に訴えても、さざ波も起こらなかったから、一応、ほっかむり作戦は成功している。しかし、第3部「結婚から離婚まで」の第9章「私の名義株」で説明した名義株による相続税の脱税は明らかに犯罪であり、私が知った時は時効前だったから、その時に私がその気になれば、下手したら塚本家から縄付きが出てもおかしくない状況だった。その頃、私は激怒していたから告訴してやろうかという衝動には駆られていたが、ギリギリ残るシンパシーの残りかすみたいな感情から踏みとどまっていた状況下、塚本家としては非常に危ない橋を渡っていたことになり、もし私が告訴に走った場合の重大なリスクから鑑みて、その対応には疑問しか残らない。今なら躊躇なく告訴していると思うが、残念ながら時効となっている。なぜ、塚本一族は洋子氏の暴走を許し、いや、許すどころか、塚本能交氏はワコールの代表顧

元のページ  ../index.html#209

このブックを見る