164証拠をもって証明できる嘘です。前述したように洋子氏自身が1000万円の現金を持って神奈川の姉の銀行に走り、自らが入金送金などの手続きを行い、譲渡契約書に姉の印鑑を押印した事実は明白ですし、洋子氏も別の主張では「私は母に言われて手伝った」と主犯の罪は母に擦り付けていますが実行したことは認めているのに、ここでは「手続きはしていない」と主張が変わり、その上、今度は岡本先生に罪を擦り付けています。千変万化、言いたい放題ですが、普通の裁判では、証拠があり過ぎて言い逃れは不可能です。弁 :M&Aの話を聞いたときに、売却代金についてはどうするつもりでしたか。洋子氏 :それは、初めから岡本先生に、私の新しい通帳と印鑑を作って林氏さんに渡すよう にって、そこに売却代金が振り込まれるようにするのがいいと言われてましたから、はい。弁 :それは、売却代金は自分のものだと思っていたということですか。洋子氏:はい、私の株を売却するのだと思っていました。この弁護士の「私の新しい通帳と印鑑を作って林氏に渡す」、「それは、売却代金は自分のものだと思っていたということですか」のやり取りはおかしいでしょう。普通「それは、売却代金は林氏のものだと思っていたということですか」と聞くべきで、ここまで来ると無能だけでは説明が付かなくなってきます。この売却益の私への返還方法については後段で。弁 :「手続きもろもろ」の3ページ目に、童夢及び童夢コンポジット・タイランド株については、岡本先生の指示に従って処理します。もともと名義を借りていただけなので、岡本先生の指示に従ってくださいと書かれてあるんですが、この名義を借りていたとう部分に関しては、どのように考えてましたか。洋子氏:違うなと思いました。弁 :それは、自分のものなのに、違うことを書いてるなと思ったんですか。洋子氏:そうです。弁 : 岡本先生に対して、売却代金に関して、それは私のものですっていう話はしてますか。洋子氏:わざわざしてません。当然そうなので。だから岡本先生が通帳を作って、私の通帳に振り込まれるのだから私が受け取ったことになりますよね。私の名義の通帳を林氏が持っていて、そこに振り込まれるようにすると林氏が納得すると、落ち着くと言っていたので、そうすることイコール私名義の通帳なので、私のものですよね。私に対して振り込んでこられるという話だったので、はい。
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