ブラジャーVSレーシングカー 2
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135第12部 洋子氏のマネーゲームと岡本先生の関与第12部 洋子氏のマネーゲームと岡本先生の関与(ここから林みのる著述に戻る)私と岡本先生は私が二十歳過ぎの頃、つまり、マクランサの時代からの付き合いだから、ゆうに半世紀は過ぎている。当然、洋子氏とも親しくなり、会社を経営していた洋子氏は依存度を高めていくが、岡本先生は税務署と癒着ともいえる相互依存関係を築いて大胆な節税を実現する人だったから、自ずから、その手法はグレーゾーンに足を踏み入れることになる。グレーゾーンを抜ければブラックゾーンに入ってしまうが、進めば進むほど得をするのだから、どこで留まるかは個々の裁量による。洋子氏は父からの相続で、自身も含めた3人の子息だけでも13億円の相続税を徴収されているが、これは、いかに資産家といえども簡単に用意できる金額ではないからショックを受けたと思うし、その後の母からの相続対策を岡本先生に依頼してからは、ますます、そのグレーゾーンを越えた領域の旨味を知って突き進むというか、慣れっこになっていくというか、深みに嵌っていった。お前はどうなんだと言われれば、岡本先生に依存していたことに変わりはないから真っ白とは言わないが、幸い、童夢の武林専務が杓子定規な性格だったから歯止めになっていたし、私も後ろ指をさされるようなことはしたくないので、ギリギリ、グレーゾーンの境界線辺りで留まっていたと思っている。また、義父との「夫婦の財産の完全な分離」という約束にこだわっていたから、経済面では洋子氏との間に高い壁を設けていたし、岡本先生にも、そこは踏み込まないように固く縛りをかけていた。だから、洋子氏や洋子氏の会社を利用しての節税などもってのほかだったが、相続対策は私が死んでからの準備であり、洋子氏だけにメリットのある一方的な施策だから義父との約束には抵触しないと思って推進していた。特殊な脱税案をどんどんと受け入れる洋子氏のほうが岡本先生にとっては入れ込み甲斐があったのか、正直、ちょっと嫉妬するくらい岡本先生は洋子氏に対してサービス過剰に感じていたし、その頃の洋子氏は、ユーカリの木にしがみ付くコアラのように岡本先生にむしゃぶりついているように見えていた。その尋常ではない相続対策の成果は第3部「結婚から離婚まで」の第6章「15億円を消し去った塚本家の相続対策」で説明しているが、その他にも、その密接な関係性を示唆する資料は山

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