101第8部 嘘しか信じられない虚偽依存症「ヨン様」 どうも私には魅力が理解できないが、洋子氏のお気に入りだった。店を持たせてやる構図と、なんら変わるところはない。洋子氏は「カフェのシェフも林氏の知人のカフェの店主から紹介されたもので、洋子氏の人脈で探したものではない」と主張しているが、私の親友の店からシェフを引き抜いたことが私の顔に泥を塗る大問題なのであり、「洋子氏の人脈で探した」なら知ったことではないのだから、基本的に常識が欠如しているようだ。洋子氏は、このシェフを「ヨン様」と呼んで連れ回していたから、広範囲な人たちが事情を知っているので、特に関係の深かった人達に証言を頂いている。<レストラン「スワン」オーナー 藤澤圭子さんの「陳述書」>(要約)スワンを新装開店した時に、林みのるさんが洋子さんを連れてお祝いに来てくれました。そこで、洋子さんは、当時、スワンでシェフをしていたNさんと知り合いましたが、その後、洋子さんはシェフのことを「ヨン様」と呼んでたいへん気に入っていた様子でした。そのうち、「私(洋子氏)もカフェ・レストランのようなお店を出したい」というような話になり、シェフに料理の相談などをしていたようです。いろいろ聞き及ぶに、だんだん話がエスカレートしていっているような感じは受けていましたし、洋子さんのカフェ・レストランの話も、明らかにシェフへの興味が原因の話としか思えませんでしたから、少し心配していたら、ある日、シェフから辞めたいとの話が来ました。その後、洋子さんのD+Cafeでシェフをやっているという話は盛んに舞い込んできましたし、洋子さんが「ヨン様」と呼んで大変にお気に入りだという噂も聞きました。聞くところによると洋子さんは裁判で、林みのるさんのためにCafeを開店してあげたとか、林みのるさんに命じられてCafeを開店したとか主張していられるとのことで、驚いていました。私の見る限り、一方的にシェフに熱を上げていたのは洋子さんでしたし、熱心に口説き落として京都まで引っ張っていったというのが実情だと思いますし、Cafeのためにシェフを必要としたというよりは、シェフの関心を引くためにCafeの開店を思いついたのだと思っています。
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