96いたのだから、実質、土地価格が2億円でも3億円でも影響はなかった。銀行から借り入れて購入すれば、2億円なら60万円/月の返済になるし、3億円なら90万円/月になるだけの話であり、こんな与太話が成立する余地はどこにもない。第二に、洋子氏は「童夢は、総額1億5,000万円で購入することを希望していた」と、童夢が1億5,000万円あたりでの購入を目指していたことを認めているが、その上で値切りに行ったのであれば、値切りに行く前の地主側の言い値は2億円くらいでないと辻褄が合わないし、「高くなって2億円になったから買ってあげた」というのなら、値切りに行く前は1億5,000万円くらいでないと辻褄が合わないが、そうであれば、もともとの童夢の予算で買えたことになるから、パラドックスのような話であり、この法螺話のストーリー設定は成り立ち得ない。つまり嘘だ。それにしても、稲盛さんの「男の仕事はその器の大きさで大きくなる」という話に感激したという話は、私を知る者としては違和感ありすぎで嘘であることを自白しているようなものだが、もとより私は、そんな話に感激するようなタマではないし、稲盛さんが言ったとしても、「器」は土地の面積の話ではないだろう。稲盛さんにも失礼な話だ。<「洋子氏の交渉なくしては買えなかった」の嘘>嘘に嘘が重ねられてくるが、洋子氏の妄想はどこまで広がっていくのだろう? 洋子氏は「オーナーに対して、洋子氏の名声と社会的信用を利用して購入の依頼に行かせた」と思いあがった主張を並べ立てているが、前述したように、財務面で買えないなんてことは有り得なかったし、何よりも、童夢が「DOME RACING VILLAGE」の建設計画を考え始めた時から、場所は、物理的に移動不可能な米原の風洞実験設備の隣接地しかなかったから、まず最初に地主の京セラと仲介していた米原市に隣接地の確保に問題のないことを確認した上で計画をスタートさせている。当たり前だろう。この工業団地は、もともとはコピーの「ミタ」の工場用地として造成されていたが、完成前に 「ミタ」が経営破綻したために京セラが引き取ったものであり、京セラにとっては残務整理のようなものだったから処理を急いでいたし、販売を代理していた米原市も童夢が購入してくれる事を切望していた状況下、洋子氏の主張する「名声と社会的信用を利用して購入の依頼に行かせた」などという戯れ言が通用する余地は1mmもない。では、何で洋子氏が地主の稲盛さんの所に行ったかといえば、挨拶に行っただけだ。契約の直前に買主が変わるというイレギュラーな展開となったから、当然、地主に事情の説明に行くべ
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