94た場合、銀行が拒否することが有り得るだろうか? 反対に、上物に融資している銀行としては土地だけが融資先以外の所有になることのほうを警戒したはずであり、当然、相続対策であることを理解しての容認と考えるのが自然だ。常識的に考えて、建物や設備に10億円借り入れている企業が、その基礎となる土地を担保に2億円を借りられないわけもなく、普通では思いつかない戯れ言だ。 <土台、童夢の資金あっての話>構造的に、洋子氏の会社( (株)アート良幸。(株)良幸の兄弟会社のペーパー・カンパニー)が、この土地を銀行から融資を受けて購入できたのは、その返済が童夢から保証されていたからに他ならず、実際、童夢は当初から相場の3倍に相当する月額180万円を支払い続けている。通常、土地などは30年で返済するから、そうであれば、2億円の土地ならば月額60万円を負担すれば自ら買えたわけで、相続対策以外に「金がなかった」はずの童夢が相場の3倍もの費用負担を続けていた理由の説明が付かないだろう。常識的にも論理的にも「童夢にお金がなかったから買って貸してあげた」という上から目線の恩着せがましい主張は、はなはだしく的外れと言わざるを得ない。<洋子氏のボッタクリか?>もし本当に「童夢にお金がなかったから買って貸してあげた」のなら、8年間にわたり相場の3倍に相当する月額180万円を支払い続けていた事実を、どのように説明するのだろう。弱みに付け込んでぼったくっていましたとでも言うのだろうか? 話としておかしいだろう。童夢は宝ヶ池の旧童夢本社の清算資金も払っていたので、合わせると月額250万円(米原180万円+宝ヶ池70万円)という異常に高額な清算資金を洋子氏に支払い続けていたが、洋子氏は前述したように会社の経費に流用していた、つまり使い込んでいた。その、使い込んでいた張本人の洋子氏からの「買って貸してあげた」などの恩着せがましい言いがかりは、あまりの厚顔無恥さに鳥肌が立つほどだ。<不動産に関する岡本先生の証言>岡本先生の「陳述書」(2015年9月2日) (要約)童夢の旧本社である宝ヶ池不動産や童夢の本社である米原の土地も、相続対策のために洋子さんの会社に購入代金を一旦立て替えさせて購入させ、童夢が賃料という名目で、当時
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