8- digest -童夢の子会社の東レへの譲渡と「童夢と林みのるの最後の夢」どちらかが正直者で、どちらが大嘘つきかという解りやすい話です本事件、私の主張と洋子氏の主張は真逆ですから、どちらかが大嘘つきということになります。「私を信じてくれ」なんて臭いセリフは言いませんが、ちょっと色メガネを外して真実が何かを直視していただけば、自ずから、どちらが大嘘つきかは見えてきます。ただ、都合上、目を背けたい方が多いのも現実なので、 そのあたりはご自由に。この紛争が勃発する少し前の2011年頃、私は引退を決意していました。その頃、童夢は無借金経営を達成していましたし、かなりの資産も保有していましたから、ハワイの別荘と60フィートのクルーザーでの釣り三昧という隠居生活も頭をよぎっていたものの、やはり、そういうまともな終わり方にはならず、最後に気宇壮大なプロジェクトをぶち上げて大団円を飾ろうと考えるようになっていました。この計画は、社内では「遺作プロジェクト」と呼ばれておりましたが、 私は「童夢と林みのるの最後の夢」と名付けていました。詳細は本編を参照してください。そのプロジェクトには今までとは桁違いの資金が必要でしたから、童夢の稼ぎ頭であった優良な子会社である「童夢カーボン・マジック(DCM)」を東レに譲渡して売却益を投入することにしていたところ、その売却益の多くを洋子氏に奪われて「童夢と林みのるの最後の夢」が破綻してしまったという訳です。つまり私は、優良な子会社を失い、目的のプロジェクトが崩壊して、老後の10年間を無益な戦いに浪費させられてきた上、巷では、私の方が塚本家の資産を取りに行っているように噂されているのですから、泣きっ面に蜂に塩酸をかけられて火あぶりにされたような悲惨な老後となっています。
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