とっておき!お蔵入り企画集

VELO (多分1970ごろ)

これはこの蔵の一番奥に埃まみれになって忘れられていたもので、童夢が始まるもっと昔、なんとかレーシングカーを造る費用を稼ぎ出そうと必死になっていた頃の試作品で、ある観光会社がかなりの台数を買ってくれることになっていました。
それを聞きつけた当時のレース仲間がどうしても製作させてくれというので半金を支払って任せたところ、いつまで経っても出来てこないので視察にいったら、 その工場ではそのお金でFJを製作中で、結局、納期が間に合わず早々とお蔵入りとなった悲運の三輪バギーです。
その詐欺師はその後もレーシングカー・デザイナーとして活躍し、F1マシンまで造ることになりますが(名誉のために、由良拓也ではない)、まあ、とにかく レーシングカーを造る者には人間的な生活も保障されないような時代でしたから、中には目的の為には手段を選ばないというか、選んでいられないというタイプ の人も居たわけです。
テストと称してよくスキーに行きましたが、ゲレンデでは街中のフェラーリよりもいろいろとメリットの多い乗り物ではありました。