とっておき!お蔵入り企画集

世間からは、童夢はレーシングカーの開発だけに熱中している会社のように思われているようですが、業務としてもモーターショーカーや量産試作車、ソーラーカーや電気自動車の開発、また、風洞実験設備や航空機の模型なども製作しています。
これらの例以外にもいろいろな物を造ってきましたが、いずれも基本的には自動車に関連した開発ばかりですから、やはり自動車しか造れないと思われてもしかたないかも知れません。
しかし一応、いろいろアイデアもあるし造りたいものもあるのですが、いざ具体化しょうとするといつも何か上手くいかなくて挫折してしまいます。
原因は、開発部隊が興味を示さないと開発は後回し後回しとなって、そのうちテンションが下がってしまってお蔵入りとなってしまうと言うケースが多いのと、童夢には営業や販売の部門が無いので、例え製品化にこぎつけても、売る人が居ないからそこでストップしてしまうからですが、 この蔵はそんな見捨てられてしまったアイデアや途中で忘れられてしまったプロジェクトなどを詰め込んでおくために造りました。
いつか、時間を持て余すような歳になったときにでも引っ張り出して、ひとつやふたつはモノにしたいと考えていましたが、社長を辞めた今となっては、もう面倒って感じですね。
(あまり素晴らしいアイデアや、あまりにくだらないもの、また、守秘義務のあるものは別の蔵にしまっておきます。)


  • PA Speaker

    ホーンスピーカーには思い入れがありますが、大音量を求められるPA用スピーカーには大きくなりすぎて使いづらく、また、会場に吊り下げるにも重量制限があり設置も難しいので、大口径のPA用ホーンスピーカーはお目にかかったことがありません。
    そこで、ホーンの4壁を簡単にばらせて平たく収納できるカーボンによる軽量大口径ホーンスピーカーの開発を開始したのですが、スケールモデルでの実験途中で・・お蔵入り。
    とにかく、童夢で自動車以外の開発は大変です。



  • 車椅子

    機構に関しても革新的な車椅子を開発しようと頑張りましたが、あまりにも革新的すぎてなかなかモノにならず、もう2年
    (2012年現在)が過ぎてしまいました。




  • Ocean Fry

    宅配業者が一人で積み降ろしできる大きさと重さ目標に開発した2馬力以下の免許不要ボートです。 しかも、エンジンも内蔵出来て一瞬で展開収納が出来る構造を採用しています。
    これは実用域までの開発は終了しているのですが、あまりにコストが高くて販売価格が設定できずにお蔵入りとなりました。



  • ロボット・マネキン

    人が前に立つと、ポージングをしながら一回転していろんな角度から商品をプレゼンテーションするロボット・マネキンを開発しようと盛り上がったのですが、タイアップしようとしていたマネキン会社が、折からの景気後退で様子を見るという事になり、延期中・・・・



  • VELO (多分1970ごろ)

    珍しく大手の観光企業から発注があり、50台を生産することになりましたが、当時のレース仲間がどうしても製作させてくれというので半金を支払って任せたところ、いつまで経っても出来てこないので視察にいったら、その工場ではそのお金でFJを製作中。
    つまり詐欺にあったようなものだけれど、おかげでキャンセルを喰らって大損した苦い思い出です。



  • ボブスレー (1994)

    当時の「日本ボブスレー・リュージュ連盟」からの熱心な呼びかけに動かされて開発を開始しましたが、実機でのランニング・テストなどを重ねている最中に、この連盟自体が消滅してしまい、計画も霧消してしまいました。
    きっちりと開発していれば確実に金を獲れたと思っていますが、実費も回収できないまま泣き寝入りとなりました。



  • 泳ぎ器 (1971)

    サーフボードのような形ですが浮力はほとんどゼロで、腹ばいになって足でステップを蹴るとテールフィンが開いて推進力を発生し、力を抜くとステップはスプリングで戻ってくるという単純なシステムです。
    途中で忙しくなってほったらかしになってしまいましたが、プールでの実験ではそこそこ遊べました。



  • TUBE BOAT (1990)

    チューブレス全盛時代を目前にしていた頃、チューブ製造工程を活用する案を求められた時に、ついでに考えたアイデアです。チューブは、自動車メーカーなどにはびっくりするほどの低価格で納入していますから、チューブを利用したマリンレジャー用品は比較的低価格で作れますし、デザイン次第ではクールな商品になると思ったのですが軽くボツになりました。



  • 車載フィッシングボート昇降機

    フィッシングボートを、たった一人でも一瞬に積み下ろしが出来て、しかも、堤防から海面にまでも昇降できるようなシステムを考えてみました。




  • ウォーター・カートレース (1990)

    全国にある競艇場、開催日以外は結構空いているようです。いわば、空いているサーキットが全国にある訳ですから、ここにレーシング・マシーンを持ち込めば、当然、レースが始まります。
    これはさっそくカート版モーターボートレースを企画しようと検討を始めましたが、この競艇場を使うにはいろいろ面倒な手続きが必要なようで、即、撤退。