COLUMN / ESSAY / LETTER

Apr.26 2013「40㎡からの脱出!第2の仮住まい開始」

童夢を創業するまでのしばらくを過ごしていた山之内(京都)のシャトー・ドゥ・ポアッソンは、父が関係していた会社が建設したもので、廊下を部屋にしてしまったり内装を全てオレンジにしたり好き放題していたし、友達を優先的に住まわせていたので全館友達だらけの楽園だったから、この時代、私は随分と堕落したものです。
その後は、初めての一軒家を建築しようと土地を探し始めましたが、なかなか気に入った土地が見つからなかったので、ターゲットの松ヶ崎地域の友達のマンションに仮住まいしてじっくりと探そうと思う内、なんだかんだと2年間も居着いていましたので、マンションとの相性は悪くは無いようです。
しかし、当時は遊び仲間も集まってきますし、クルマもたくさん持っていたので、広い部屋と大きな駐車場が必要でしたから、土地を探し続けていたところ、やっと、修学院離宮の奥に145坪の土地を見つけて、間取りや外形はもちろんのこと、照明やドアノブや電気類のスイッチパネルに至るまで拘り抜いてデザインしました。
そのお気に入りの修学院には、けっこう長く暮らしていましたが、その後、元嫁家が下鴨の鴨川沿いに建設した200坪の土地に延床150坪3階の建物に転居させられ約9年余りを過ごした後、昨年(2012年)、急に追い出され、12坪のマンションに独り住まいすることとなりました。
私は基本的に中古も借りることも嫌いなので中古の購入も賃貸マンションも選択肢にはありませんでしたが、たまたま知り合いの有名なマンション・デペロッパーの専務からキャンセルの出た部屋が買い得だと勧められて転売目的で買っていた部屋があったので、そこで1年を過ごしつつ、終の棲家にしようと思っている、元嫁に不当に占拠されている宝ヶ池の童夢旧本社を取り返す戦いを続けていきます。
しかし、思いもかけずに、なかなか宝ヶ池の童夢旧本社を取り戻すのが難しく、小部屋での窮屈な生活にイライラが募りつつある頃、1年前に、とりあえず大きなマンションに移ろうと新築のマンションを買いに行ったら全て売約済みと断られた部屋が再販している広告を見つけたので、直ちに販売事務所に駆け込みましたが、21人で抽選とのこと。こりゃダメだと思って、ふと受付の壁を見ると、経営主体として良く知っている会社の名前が掲げてあったので、早速、そこの偉い人に電話をして「今、おたくのマンションを買いに来ているが抽選らしい。何とかならないか?」と聞いたところ、15分後に電話があり、買える事になりました。
ただし、もう一部屋キャンセルの出た物件があるが、こちらは1階で売りにくいので、安くするから抱き合わせでお願い出来ないかという事だったので、それも購入し釣り道具部屋に使うことにしました。

購入時点で既に完成していたので部屋の造作とかは変更できませんでしたが、梁の高さとかスイッチ類の位置が不適切だったり、とにかく、家具がキッチリと治まりません。
さんざん探し回りましたが適当なものが見つからなかったので、京都でも一番高いと言われている「arc」という家具屋に、しかも全て特注して揃えました。小さな家なら一軒建ちます。
食器は「三代 澤村陶哉」、グラス類は「ラリック」、和室の襖紙も「渡」さんに特注し、和室の机は坂本龍馬をかくまったことで有名な「酢屋」の倉庫を探しまくって切り出してもらった銘木を使っています。
いずれ家を建てることになるだろうからと、軽く仮住まいのつもりでこれですから、気が付けば、ちょっこらちょいと転居できないくらい凝りまくっていました。
元嫁との戦いがいつまで続くのか予測もつかなくなってきましたが、しばらくはここで暮らすことになりそうです。

では、新居をご案内しましょう。

302302号室(居宅)のリビング。ソファは会社の顧問室の物と同じ特注品。絵は父の作品です。



302302のダイニング。TV(70in)は裏ルートで50inより安く入手。TV台の左端のステンの丸棒は溶断しない限り出せない童夢製貯金箱だけれど、大きすぎて、何年経っても一杯になりません。


302302のキッチン。右が自慢の食品棚。料理大好きだから、中身はこれからぴっちりと揃えます。



302302の書斎。ここはまあ、言うのも恥ずかしいようなところに凝りまくっているのだけれど恥ずかしくって言えません。と言うより、どうでもよいところばかり。


302302の和室。今まで和室なんて縁がなかったけれど、せっかくあるのだから、畳も襖も障子も作り変えて、次は、壁と天井を変えようと思っています。しかし狭い!


302302のバルコニー。この部屋だけ広いバルコニーが付いているので、せっかくだから、ウッドデッキに改装しました。私の大好きな「きたあかり」の栽培所となっています。


105号室(道具部屋)のゲストルーム。狭いけれど、高か――いarcの家具で構成されています。居宅からは独立しているのでバスもキッチンも使い放題!一泊1万円です。


105105号室の道具部屋。まだ完成には至っておらず、もうすぐロッドが天井を埋め尽くす予定。工作机は子供の時の夢を具現化しているんだけれど、この歳になると造る物がありません。


105105号室の釣り具コーナー。トローリングから足を洗ったら、かなり道具が減りました。